欠けたページ型の入口と途切れた導線で404を表したモニュメントのアイキャッチ

Search Consoleの「見つかりませんでした(404)」とは?原因と対処法

公開日: 2026/06/11更新日: 2026/06/11カテゴリ: マーケティング著者: 服部 雄治朗

Google Search Consoleを確認していると、「ページのインデックス登録」レポートに「見つかりませんでした(404)」という指摘が表示されることがあります。

画面には「これらのページはインデックス登録されていないか、Googleで配信されません」と表示されるため、「SEOに悪影響があるのでは?」「すぐ修正しないといけないのでは?」と不安になる方も多いはずです。

結論から言うと、404が表示されているからといって、必ずしも問題とは限りません。 削除済みのページや、もともと存在しないURLが404を返しているだけであれば、基本的には正常な状態です。一方で、本来公開しているはずのページや、サイトマップに載っている重要ページが404になっている場合は、早めに修正が必要です。

Google公式ヘルプでも、対象URLが自サイトに存在しないことが明確で、正しい404 HTTPステータスを返しているなら、一般的に検索パフォーマンスへの影響はなく、無視して問題ないと説明されています。(Googleヘルプ)

「見つかりませんでした(404)」とは?

GSCの「見つかりませんでした(404)」は、GoogleがそのURLを検出したものの、アクセスした結果、ページが存在しないことを示す404 Not Foundが返された状態です。

つまり、GoogleはそのURLを「存在しないページ」と扱っているため、検索結果にインデックス登録しません。GSCのページインデックス登録レポートは、Googleが認識しているURLのうち、どのページがインデックス登録できるか、またはなぜ登録できないかを確認するためのレポートです。(Googleヘルプ)

404が出る代表的な原因は、次のようなものです。

  • 記事や固定ページを削除した
  • URLのスラッグを変更した
  • リニューアルや移行でURL構造が変わった
  • 古いサイトマップに削除済みURLが残っている
  • 内部リンクが古いURLを指している
  • 外部サイトから存在しないURLにリンクされている
  • GooglebotがJavaScriptや埋め込みコード内のURLらしき文字列を検出した

Google公式ヘルプでも、サイトマップに残っているURL、リンクのスペルミス、JavaScriptや埋め込みコンテンツから検出されたURLなどが404として表示される可能性があると説明されています。(Googleヘルプ)

404はSEOに悪影響がある?

404そのものは、必ずしもSEO上のマイナス要因ではありません。

たとえば、過去に公開していた記事を削除し、代替ページも存在しない場合、そのURLが404を返すのは自然です。Googleは、削除されたページや存在しないURLが404を返すこと自体を問題とは見なしていません。むしろ、存在しないページに対して正しく404または410を返すことが推奨されています。(Googleヘルプ)

ただし、次のようなケースでは対応が必要です。

本来アクセスできるべきページが404になっている場合 公開中の記事、商品ページ、サービスページ、問い合わせページなどが404になっている場合は、ユーザーもGoogleもページにアクセスできません。この場合は、ページの復旧やURL修正が必要です。

URLを変更したのにリダイレクトしていない場合 ページを移動した、スラッグを変更した、リニューアルでURLが変わったという場合は、旧URLから新URLへリダイレクトを設定する必要があります。Googleは、URLが別のURLに移動したことをユーザーとGoogle検索に伝える方法としてリダイレクトを説明しており、恒久的な移動には301や308などの永続リダイレクトが使われます。(Google for Developers)

サイトマップに404 URLが残っている場合 サイトマップは、Googleに「このページは重要です」と伝えるための手段です。削除済みURLや存在しないURLがサイトマップに残っていると、Googleに不要なURLを送信し続けることになります。サイトマップには、基本的にインデックスさせたい正規URLを載せるべきです。Googleも、サイトマップに含まれるURLは正規URLのシグナルになり得ると説明しています。(Google for Developers)

まず確認すべきこと

GSCで「見つかりませんでした(404)」が表示されたら、最初にやるべきことは、そのURLが本当に修正すべきURLなのかを見極めることです。

対応基準は「現在も必要なURLか」「代替ページがあるか」「サイトマップや内部リンクに残っているか」です。GSCの該当画面でURL一覧をエクスポートし、次の観点で分類します。

確認項目確認ポイント
そのURLは現在も必要か公開中の記事・商品・サービスページなら要修正
代替ページはあるか似た内容の新ページがあるならリダイレクト候補
サイトマップに含まれているか含まれているならサイトマップを修正
内部リンクから参照されているか参照されているならリンク先を修正
外部リンクや誤入力由来か重要度が低ければ放置でも可
URL変更や移行の影響か旧URLから新URLへのリダイレクトを検討

個別URLの状態を確認する際は、Search ConsoleのURL検査ツールを使います。URL検査ツールでは、Googleインデックス上のURL情報や、公開中URLがインデックス登録可能かどうかを確認できます。(Googleヘルプ)

対応方法1:公開中の重要ページが404なら復旧する

本来公開されているべきページが404になっている場合は、まずページを復旧します。

たとえば、WordPressで記事を誤って削除していた、下書きに戻していた、スラッグを変更していた、パーマリンク設定に不具合がある、といったケースが考えられます。

対応手順は次のとおりです。

  1. 該当URLが本当に404を返しているか確認する
  2. CMSやサーバー側でページが存在しているか確認する
  3. 誤って削除・非公開になっている場合は復旧する
  4. パーマリンクやURL設定を確認する
  5. 内部リンクとサイトマップを最新URLに修正する
  6. GSCのURL検査ツールで公開URLをテストする
  7. 必要に応じてインデックス登録をリクエストする

URL検査ツールでは、修正後のURLについてインデックス登録をリクエストできます。ただし、リクエストしても必ずGoogleインデックスに表示されるとは限らず、処理には時間がかかる場合があります。(Googleヘルプ)

対応方法2:URLを変更したなら301リダイレクトを設定する

記事URLや商品URLを変更した場合、旧URLが404のままだと、旧URLにアクセスしたユーザーはページを見られません。

この場合は、旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定します。

例:

旧URL:https://example.com/old-article/
新URL:https://example.com/new-article/

この場合、旧URLにアクセスしたユーザーとGooglebotを、新URLへ転送します。

Googleは、検索結果に表示されるURLを変更したい場合、可能な限り永続的なサーバーサイドリダイレクトを使うことを推奨しています。301や308は、ページが新しい場所へ恒久的に移動したことを示すステータスです。(Google for Developers)

ただし、リダイレクト先は内容が近いページにしてください。削除した全ページをトップページへ一律リダイレクトするのは避けましょう。ユーザーにとっても検索エンジンにとっても、どのページに移動したのか分かりにくくなります。

対応方法3:削除済みで代替ページがないなら404のままでよい

削除したページに代替ページがない場合は、無理にリダイレクトする必要はありません。

たとえば、次のようなケースです。

  • 古いキャンペーンページを削除した
  • 終了したイベントページを削除した
  • 内容が古くなった記事を削除した
  • 廃番商品のページを完全に削除した
  • テストページや不要なページを削除した

この場合は、404または410を返すのが自然です。Google公式ヘルプでも、コンテンツを完全に削除し、関連する新しいコンテンツに置き換えない場合は、元のURLから404または410を返すように説明されています。(Googleヘルプ)

ただし、次の2点は確認しておきましょう。

1つ目は、サイトマップから削除済みURLを外すことです。削除したページがXMLサイトマップに残っていると、Googleに存在しないURLを送信し続けることになります。

2つ目は、内部リンクを削除または修正することです。サイト内の記事やナビゲーションから削除済みページへリンクしている場合、ユーザー体験が悪くなります。

対応方法4:外部リンクや誤入力由来なら放置してよい場合もある

GSCに表示される404は、必ずしも自サイト内のミスとは限りません。

外部サイトが間違ったURLでリンクしている場合や、ユーザーがURLを誤入力した場合、GoogleがそのURLを検出して404としてレポートに表示することがあります。

このようなURLが自サイトに存在したことがなく、重要なページでもなく、内部リンクやサイトマップにも含まれていない場合は、基本的に放置して構いません。Google公式ヘルプでも、サイトに存在したことのない無効なURLは、スペルミスされやすいURLでない限り修正不要と説明されています。(Googleヘルプ)

ただし、頻繁にアクセスされている誤入力URLや、外部リンクが集まっているURLであれば、正しいページへリダイレクトする価値があります。

例:

誤URL:https://example.com/servise/
正URL:https://example.com/service/

このように、単純なスペルミスで正しいページが明確な場合は、リダイレクトを設定するとユーザーの取りこぼしを防げます。

やってはいけない対応

404に対して、次のような対応は避けましょう。

すべての404をトップページへリダイレクトする

「404を出したくないから」といって、存在しないURLをすべてトップページへリダイレクトするのはおすすめできません。

Googleは、存在しないページに対して404や410以外のコードを返したり、404の代わりにホームページなどへリダイレクトしたりすると、ソフト404として問題になる可能性があると説明しています。(Googleヘルプ)

リダイレクトは、あくまで対応する新しいページがある場合に使うものです。

ダミーページを作る

存在しないページに対して、内容の薄いダミーページを作るのも避けるべきです。

ユーザーが求めている情報がないページを作っても、検索品質やユーザー体験の改善にはつながりません。削除済みで代替がないなら、正しく404または410を返す方が適切です。

robots.txtで404を隠す

404をGSCに出したくないからといって、robots.txtでブロックするのも適切ではありません。

Google公式ヘルプでは、無効なURLは正しい404ステータスを返し、robots.txtでブロックしないことが重要だと説明されています。また、404をブロックする目的でrobots.txtを使うことは控えるよう案内されています。(Googleヘルプ)

URL削除ツールで消そうとする

GSCのURL削除ツールは、404レポートを消すための機能ではありません。

Google公式ヘルプでも、URL削除ツールで削除リクエストを送信しても、このレポートからエラーは削除されないと説明されています。(Googleヘルプ)

「修正を検証」はいつ押すべき?

GSCの画面右下にある「修正を検証」は、修正作業が完了した後に押します。

ただし、すべての404に対して押す必要はありません。

押すべきなのは、次のようなケースです。

  • 公開中の重要ページを復旧した
  • 旧URLから新URLへリダイレクトを設定した
  • サイトマップから404 URLを削除した
  • 内部リンクのリンク切れを修正した
  • 誤ったURL生成の原因を修正した

一方で、削除済みページで代替ページもなく、意図的に404を返している場合は、「修正」する必要がないため、無理に検証を進める必要はありません。

Google公式ヘルプでは、特定の問題のインスタンスをすべて修正した後に検証をリクエストできると説明されています。また、修正漏れがあると、Googleがその問題のインスタンスを1つでも検出した時点で検証を停止するとされています。(Googleヘルプ)

検証は通常2週間ほどで完了しますが、それ以上かかる場合もあります。さらに、検証を開始しなくても、Googleが通常のクロール中に修正を検出すれば、レポート上の件数が減ることがあります。(Googleヘルプ)

対応を決める早見表

状況対応
削除済みで代替ページがない404または410のままでOK
削除済みだが近い内容のページがある関連性の高いページへ301リダイレクト
URLを変更した旧URLから新URLへ301リダイレクト
公開中ページが誤って404ページを復旧
サイトマップに404 URLがあるサイトマップから削除または正しいURLに修正
内部リンクが404を指している内部リンクを修正
外部リンクや誤入力由来基本放置でOK。重要ならリダイレクト
すべてトップページへ転送している個別の関連ページへ修正。代替がなければ404

WordPressサイトでよくある原因と対処

WordPressでは、次のような原因で404が発生することがあります。

記事のスラッグを変更した

記事URLを変更した場合、旧URLが404になります。旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定しましょう。

記事を削除した

削除した記事に代替ページがない場合は404のままで問題ありません。ただし、内部リンクや関連記事リンク、サイトマップに残っていないか確認します。

パーマリンク設定を変更した

パーマリンク構造を変更すると、多数のURLが一気に404になることがあります。この場合は、旧URL構造から新URL構造へのリダイレクトルールを設定します。

カテゴリやタグページを削除した

カテゴリやタグのURLがサイトマップに残っていないか確認します。不要なアーカイブページであれば、削除・noindex・サイトマップ除外など、サイト設計に合わせて見直します。

リダイレクトプラグインの設定ミス

リダイレクト先が間違っている、ループしている、途中で404になっているケースもあります。リダイレクト設定後は、実際に旧URLへアクセスして、新URLへ正しく移動するか確認しましょう。

よくある質問

Q. GSCに404が出ているだけで順位は下がりますか?

通常、404があるだけでサイト全体の順位が下がるわけではありません。Google公式ヘルプでも、404エラーは一般的に検索パフォーマンスに影響しないと説明されています。ただし、重要ページが404になっている場合は、そのページ自体が検索結果に表示されなくなるため、修正が必要です。(Googleヘルプ)

Q. 削除した記事の404は直すべきですか?

代替ページがないなら、直す必要はありません。404または410を返すのが適切です。ただし、サイトマップや内部リンクに残っている場合は削除・修正しましょう。

Q. 404はどのくらいでGSCから消えますか?

Google公式ヘルプでは、削除済みページや存在しない無効なURLの404は、約1か月後にレポートから削除されると説明されています。一方、ページインデックス登録レポート上の問題行は、最後のインスタンスが消滅してから90日間再発しなければ問題テーブルから削除される仕組みです。(Googleヘルプ)

Q. 404をトップページへリダイレクトすれば解決しますか?

おすすめしません。関連性のないトップページへの一律リダイレクトは、ユーザーにも検索エンジンにも分かりにくく、ソフト404として扱われる可能性があります。関連する新ページがある場合のみ、そのページへリダイレクトしましょう。(Googleヘルプ)

Q. 「修正を検証」を押せばすぐインデックスされますか?

いいえ。「修正を検証」は、GSC上の問題が修正されたかをGoogleに確認してもらうための操作です。インデックス登録そのものを保証するものではありません。個別ページを再クロールしてほしい場合は、URL検査ツールからインデックス登録をリクエストできますが、こちらも必ず検索結果に表示されるとは限りません。(Googleヘルプ)

まとめ

GSCの「見つかりませんでした(404)」は、Googleが検出したURLにアクセスした結果、そのページが存在しなかったことを示すレポートです。

ただし、404が出ているからといって、すべてを修正する必要はありません。

重要なのは、その404が意図したものか、意図しないものかを見極めることです。

削除済みで代替ページがないURLなら、404または410のままで問題ありません。 URLを変更したページや、公開中の重要ページが404になっている場合は、ページの復旧、301リダイレクト、内部リンク修正、サイトマップ修正を行いましょう。

GSCの404対応で大切なのは、エラー数をゼロにすることではありません。 ユーザーとGoogleが、必要なページへ正しくアクセスできる状態に整えることです。

情報の更新について

この記事は2026年6月11日時点で、Google Search ConsoleヘルプとGoogle Search Centralの公式情報を確認して作成しています。Search Consoleの画面名、レポート文言、Google検索の仕様は変わることがあるため、実務で使う場合は参照先の最新情報も確認してください。

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