青い紙片と赤い封筒スタンプを黒い線でつないだ抽象コラージュ

SNS経由のサイト流入と問い合わせ導線の検証

公開日: 2026/05/31更新日: 2026/06/11カテゴリ: マーケティング著者: 服部 雄治朗

サイト制作をして問い合わせを増やしたいと思っても、サイトを作ったばかりの段階では、そもそも訪問者が少なく、アクセス解析を見ても改善点を見つけにくいことがあります。 問い合わせが少ない理由が、サイトの内容にあるのか、導線にあるのか、それとも単純に見られていないだけなのかが分かりにくい状態です。

このサイトもまだ訪問者が少ない状態なので、今後いくつかの流入施策を行う予定です。この記事では、その一つとしてXとThreadsを使い、SNS経由のサイト流入を増やし、問い合わせにつながる導線を作れるかを検証します。 完成された成功事例ではなく、実際に試しながら、どの施策がどの数字に影響したのかを記録していく公開検証です。

結論から言うと、この記事では問い合わせ数だけで成否を決めません。投稿表示、プロフィールアクセス、記事到達、CTAクリック、問い合わせまでを分け、どこで導線が止まっているかを確認します。

検証の途中経過はXとThreadsで共有します。うまくいったことだけでなく、反応が弱かった投稿や改善したことも残していきます。

目次

この記事で検証すること

この記事で見たいのは、SNSで記事リンクを投稿すれば問い合わせが増えるのか、という単純な話ではありません。

実際には、投稿を見た人がプロフィールを見るのか、固定投稿から記事に来るのか、記事を見たあとにフォローや問い合わせに進むのかを分けて見ないと、どこが効いたのか分かりません。

そのため今回は、SNS投稿、プロフィール、固定投稿、記事内導線、UTM計測を一つの流れとして整え、どの導線がサイト流入、SNSフォロー、問い合わせに影響するのかを検証します。

検証する流れは次の通りです。

  1. SNS投稿で、投稿を見た人の悩みや失敗例を扱う
  2. 投稿を見た人にプロフィールを見てもらう
  3. プロフィールで発信内容を伝え、固定投稿から記事へ誘導する
  4. 記事内でSNSフォロー、問い合わせへの導線を置く
  5. UTMとアクセス解析で、どの投稿や導線が効いたかを見る
  6. 反応が良かった投稿ではなく、問い合わせ導線に貢献した投稿を残す

今回試すこと

1. SNS投稿で、投稿を見た人の悩みや失敗例を扱う

投稿では、自社の宣伝ではなく、問い合わせ前に起きやすい悩みを扱います。

たとえば、次のようなテーマです。

  • サイトを作ったのに問い合わせが来ない
  • SNSを投稿しているが仕事につながらない
  • アクセス解析を見ても改善点が分からない
  • 問い合わせフォームまで進んでもらえない
  • 制作会社や開発会社に何を相談すればいいか分からない

「サイト制作できます」と売り込むのではなく、投稿を見た人が自分ごととして受け取れる課題や失敗例から投稿を作ります。

HubSpotの2026年版Social Media Marketing Reportでも、SNSでは作り込まれた見た目より、本物感や実体験のある内容が重視される傾向が示されています。

2. プロフィールで発信内容を明確にする

投稿を見た人がプロフィールを見たときに、誰向けに何を発信しているのかが分かる状態にします。 プロフィールでは、次の内容を伝えます。

  • 誰に向けて発信しているのか
  • どんな悩みを扱っているのか
  • 何をフォローすると得られるのか
  • 詳しく知りたい人はどこを見ればいいのか

プロフィールが曖昧だと、投稿からプロフィールに来ても、フォローや記事閲覧にはつながりません。

3. 固定投稿から記事へ誘導する

通常投稿では悩みや失敗例を扱い、投稿を見た人をプロフィールと固定投稿に誘導します。 固定投稿には、次の内容を入れます。

  • この記事が誰向けなのか
  • 何を検証しているのか
  • どの数字を公開するのか
  • フォローすると何を追えるのか
  • 記事へのリンク

毎回リンク付き投稿をするのではなく、通常投稿、プロフィール、固定投稿、記事の流れを作ります。

固定投稿では、この記事の内容から次の文を引用して使います。

XとThreadsを使い、SNS経由のサイト流入を増やし、問い合わせにつながる導線を作れるかを検証します。

完成された成功事例ではなく、実際に試しながら、どの施策がどの数字に影響したのかを記録していく公開検証です。

4. 記事内にフォローと問い合わせの導線を置く

記事を読んだ人が、すぐに問い合わせるとは限りません。

そのため、記事内には問い合わせだけでなく、次の行動を複数用意します。

  • XまたはThreadsをフォローする
  • サイト改善の相談をする

フォロー導線では、この記事内の次の文をそのまま使います。

検証の途中経過はXとThreadsで共有します。うまくいったことだけでなく、反応が弱かった投稿や改善したことも残していきます。

問い合わせ導線では、次のような文を記事末尾に置きます。

サイトから問い合わせを増やしたい方は、現在のサイトや発信内容を確認した上で、優先して見直すポイントを洗い出します。自社サイトのどこで問い合わせまでの導線が途切れているのかを知りたい方はご相談ください。

5. 記事を複数のSNS投稿に分解する

記事URLを1回投稿して終わりにはしません。1本の記事から、次のような投稿に分解します。

  • 問題提起型
  • 失敗例型
  • チェックリスト型
  • 検証報告型
  • 事例風投稿

投稿では、この記事の以下の内容を引用または要約して使います。

サイトを作ったばかりの段階では、そもそも訪問者が少なく、アクセス解析を見ても改善点を見つけにくいことがあります。

問い合わせが少ない理由が、サイトの内容にあるのか、導線にあるのか、それとも単純に見られていないだけなのかが分かりにくい状態です。

同じ記事でも切り口を変えて複数回投稿し、どの投稿がプロフィールアクセス、記事クリック、フォロー、問い合わせにつながるかを見ます。

6. UTMとアクセス解析で導線ごとに計測する

プロフィールの常設リンクには、会社やサービス内容が分かるページを設定します。今回の記事は、固定投稿や通常投稿から誘導する検証記事として使います。

Google AnalyticsのURL Builderヘルプでは、utm_sourceutm_mediumutm_campaign などを使うことで、どのキャンペーンや流入元から来たかを確認できると説明されています。

この記事への流入は、主に次のURLで分けて計測します。

  • Xの固定投稿: utm_source=xutm_medium=socialutm_campaign=sns_inquiry_public_testutm_content=fixed_post
  • Threadsの固定投稿: utm_source=threadsutm_medium=socialutm_campaign=sns_inquiry_public_testutm_content=fixed_post
  • Xの通常投稿: utm_source=xutm_medium=socialutm_campaign=sns_inquiry_public_testutm_content=post_任意の番号
  • Threadsの通常投稿: utm_source=threadsutm_medium=socialutm_campaign=sns_inquiry_public_testutm_content=post_任意の番号

SNS側のリンククリックだけでは、実際に記事へ到達したかどうかは分かりません。そのため、リンククリックだけではなく、記事到達、CTAクリック、問い合わせまでを分けて見ます。

こういうツールを作っておくと便利です。

UTM付きURLを作る
生成されたURL
https://www.anytools.app/articles/2026/05/sns-wo-katsuyou-shita-toiawase-zouka-shisaku?utm_source=x&utm_medium=social&utm_campaign=sns_inquiry_public_test&utm_content=fixed_post

記録する数字

今回の検証では、次の数字を記録します。評価基準は、問い合わせ完了だけでなく、投稿から記事、記事からCTAまでの前段階が増えているかどうかです。

分類見る数字
SNS投稿表示回数、反応数、プロフィールアクセス数
サイト流入固定投稿からの記事クリック数、記事アクセス数、UTM別流入数
継続接点Xフォロワー数、Threadsフォロワー数、記事からSNSへの遷移数
問い合わせCTAクリック数、問い合わせ数、商談化数、案件化数

評価するのは、いいねや表示回数だけではありません。

最終的には、プロフィールアクセス、記事クリック、SNSフォロー、問い合わせ、商談化に貢献した投稿を残します。

最初の30日でやること

最初の30日間は、成果を大きく出すことよりも、検証できる状態を作ることを優先します。

やること実施内容投稿や導線に使う文言
プロフィールを整えるXとThreadsのプロフィールで、誰向けに何を発信しているかを明確にする。静岡を拠点にWebサイト改善・業務システム開発を行っていること、問い合わせにつながる導線設計や業務効率化について発信していることを入れる。
固定投稿を作成する固定投稿からこの記事へ誘導する。記事を読む理由とフォローする理由を同時に伝える。「完成された成功事例ではなく、実際に試しながら、どの施策がどの数字に影響したのかを記録していく公開検証です。」を引用する。
記事内のフォロー導線を確認する記事上部と末尾付近に、XとThreadsへのフォロー導線を置く。「検証の途中経過はXとThreadsで共有します。うまくいったことだけでなく、反応が弱かった投稿や改善したことも残していきます。」を使う。
記事URLにUTMを付ける固定投稿と通常投稿でURLを分ける。この記事で示した utm_sourceutm_mediumutm_campaignutm_content の分け方を使う。
記事内容をSNS投稿に分解する問題提起型、失敗例型、チェックリスト型、検証報告型に分けて投稿する。「サイトを作ったばかりの段階では、そもそも訪問者が少なく、アクセス解析を見ても改善点を見つけにくいことがあります。」を投稿の起点にする。
週に1回、数字を記録するプロフィールアクセス、記事クリック、CTAクリック、問い合わせ数を確認する。下の検証ログに追記する。
反応が少ない投稿を作り直すテーマ、冒頭文、CTAのどこで反応が止まっているかを分けて修正する。反応だけでなく、問い合わせ導線への貢献で評価する。

検証ログ

このログでは、SNS投稿の反応と、記事・トップページ・サービスページごとの流入数、流入元の内訳、コンバージョン率を記録します。

日付実施内容フォロワーSNS投稿流入合計記事流入トップ流入サービス流入CV率メモ
XThreadsX投稿数X表示回数X反応数X反応率Xプロフィールアクセス合計threadsxその他合計threadsx直接/不明合計threadsxその他
2026/05/31SNS経由のサイト流入と問い合わせ導線の検証を開始。XとThreadsのプロフィール、固定投稿、記事導線、UTM計測を整備する。1031-------------------未検証。今後追記する。
2026/06/01Xで10件投稿。SNS投稿、記事ページ、トップページ、サービスページへの流入を確認した。10351058961.0%292101630310100.0%X数値は6/1単日のCSV行。X反応率は反応数÷表示回数で算出。記事流入のその他はfacebook 1件。記事へのx流入は0件。
2026/06/02Xで10件投稿。SNS投稿、記事ページ、トップページ、サービスページへの流入を確認した。103166/3確認1068050.7%360000200142200.0%X数値は6/2単日のCSV行。X反応率は反応数÷表示回数で算出。Threadsフォロワー数は6/3確認時点のプロフィール表示。対象記事への流入は0件。トップ流入のその他はgoogle 1件。
2026/06/03Xで10件投稿。投稿一覧の反応と、記事ページ、トップページ、サービスページへの流入を確認した。106216/4確認1071610.1%-82110300331200.0%X投稿数、表示回数、反応数は6/3の投稿一覧から集計。X反応率は反応数÷表示回数で算出。Xフォロワー数とThreadsフォロワー数は6/4確認時点の表示。対象記事への流入はthreads 1件、x 1件。
2026/06/04Xで9件投稿。SNS投稿、記事ページ、トップページ、サービスページへの流入を確認した。107256/5確認955171.3%151010200220200.0%X数値は6/4単日表示から確認。X反応率は反応数÷表示回数で算出。Xフォロワー数とThreadsフォロワー数は6/5確認時点の表示。対象記事への流入はx 1件。
2026/06/05Xで8件投稿。投稿一覧の反応と、記事ページ、トップページ、サービスページへの流入を確認した。108266/6確認852891.7%200000000000000.0%X表示回数、反応数、プロフィールアクセスは6/5の概要グラフで確認。X投稿数は6/5のポスト/返信グラフで確認。X反応率は反応数÷表示回数で算出。Xフォロワー数とThreadsフォロワー数は6/6確認時点の表示。対象3LPの流入は0件。
2026/06/06Xで10件投稿。SNS投稿、記事ページ、トップページ、サービスページへの流入を確認した。109276/7確認10913131.4%630000100120200.0%X表示回数、反応数、プロフィールアクセスは6/6の概要グラフで確認。X投稿数は6/6のポスト/返信グラフで確認。X反応率は反応数÷表示回数で算出。Xフォロワー数とThreadsフォロワー数は6/7確認時点の表示。対象記事への流入は0件。サービス流入はx 2件。
2026/06/07Xで11件投稿。SNS投稿、記事ページ、トップページ、サービスページへの流入を確認した。111276/8確認1151540.8%130000200110010.0%X表示回数、反応数、プロフィールアクセスは6/7の概要グラフで確認。X投稿数は6/7のポスト/返信グラフで確認。X反応率は反応数÷表示回数で算出。Xフォロワー数とThreadsフォロワー数は6/8確認時点の表示。対象記事への流入は0件。トップ流入のその他はgoogle 1件。サービス流入のその他は直接/不明 1件。
2026/06/08Xで10件投稿。SNS投稿、記事ページ、トップページ、サービスページへの流入を確認した。112286/9確認10563112.0%342110100010100.0%X表示回数、反応数、プロフィールアクセスは6/8の概要グラフで確認。X投稿数は6/8のポスト/返信グラフで確認。X反応率は反応数÷表示回数で算出。Xフォロワー数とThreadsフォロワー数は6/9確認時点の表示。対象記事への流入はthreads 1件、x 1件。トップ流入のその他はgoogle 1件。サービス流入はx 1件。
2026/06/09Xで13件投稿。SNS投稿、トップページ、サービスページへの流入を確認した。122326/10確認1382150.6%230000100022000.0%X表示回数、反応数、プロフィールアクセスは6/9の概要グラフで確認。X投稿数は6/9のポスト/返信グラフで確認。X反応率は反応数÷表示回数で算出。Xフォロワー数とThreadsフォロワー数は6/10確認時点の表示。対象記事への流入は0件。トップ流入のその他はgoogle 1件。サービス流入はthreads 2件。
2026/06/10Xで6件投稿。SNS投稿、記事ページ、トップページへの流入を確認した。131346/11確認641351.2%191010800500000.0%X表示回数、反応数、プロフィールアクセスは6/10の概要グラフで確認。X投稿数は6/10のポスト/返信グラフで確認。X反応率は反応数÷表示回数で算出。Xフォロワー数とThreadsフォロワー数は6/11確認時点の表示。対象記事への流入はx 1件。トップ流入の直接/不明は5件、その他はgoogle 1件、facebook 1件、200stack.com 1件。サービス流入は0件。

週次集計

日次の記録だけでは、投稿ごとのばらつきに引っ張られやすいため、7日単位でも数字を見ます。ここでは 2026/06/02 から 2026/06/08 までの7日分を集計します。

期間フォロワーSNS投稿サイト流入
開始終了XThreadsX投稿数X表示回数X反応数X反応率Xプロフィールアクセス合計記事トップサービス問い合わせ
2026/06/022026/06/08103 → 112(+9)16 → 28(+12)684,466501.1%1629511130

開始時点のフォロワー数は、Xが103、Threadsが1です。翌日の記録ではThreadsが5になりました。

まとめ

この検証で、すぐに問い合わせが増えるとは考えていません。

まず確認したいのは、投稿から問い合わせまでの流れの中で、どこまで進んでもらえているのかです。

投稿自体が見られていないのか、プロフィールまでは見られているのか、固定投稿から記事に進んでいるのか、記事内のフォローや問い合わせ導線まで進んでいるのか。

まずは30日間、XとThreadsで投稿しながら、その流れを記録していきます。結果はこの記事に追記し、途中経過はXとThreadsでも共有します。

検証の途中経過はXとThreadsで共有します。数字が動いた投稿、反応が弱かった投稿、改善した内容も残していきます。

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サイトから問い合わせを増やしたい方は、現在のサイトや発信内容を確認した上で、優先して見直すポイントを洗い出します。自社サイトのどこで問い合わせまでの導線が途切れているのかを知りたい方はご相談ください。

情報の更新について

SNSの仕様、プロフィール導線、UTM計測、GA4の表示項目は変わることがあります。この記事は更新日を確認しながら読み、実務で使う場合は各プラットフォームと解析ツールの最新情報も合わせて確認してください。

参考にした考え方

今回の検証では、以下の考え方を参考にしています。

  • SNSでは、作り込まれた宣伝よりも本物感や実体験のある内容が重視されやすい
  • UTMを使うことで、投稿や導線ごとの流入を分けて確認できる
  • SNS側のリンククリックだけでなく、記事到達、CTAクリック、問い合わせまで分けて見る
  • 問い合わせ完了だけでなく、問い合わせにつながる前段階の行動も記録する

参考:

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